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マスターコード EC8782E0 1456E79B 金関連 2006/03/01(水) 19 30 37 ID ltsiNMhr 戦闘後にお金MAX 1C8596F8 14B6D7C6 2006/03/03(金) 01 28 43 ID XvYiqFWe 所持金(ワークコード版) 1C71C260 14BE598C MAG関連 2006/03/01(水) 17 28 42 ID Ux5Vm8sV 戦闘に入るとMAG999999 1CC0384C 1456E7A5 2006/03/03(金) 01 28 43 ID XvYiqFWe MAG(ワークコード版) 4C71C258 1456089C 4C71C25C 1456089C 戦闘関連 2006/03/08(水) 17 47 25 ID sdCtarGM 戦闘中アイテム減らない 1CC038A4 1456E7A5 2006/03/08(水) 17 47 25 ID sdCtarGM MP減らない(戦闘中のみ) 1CC03884 1456E7A5 2006/03/08(水) 17 47 25 ID sdCtarGM 弾丸減らない(戦闘中のみ) 1CC03B80 1456E7A5 経験値関連 2006/03/01(水) 22 00 54 ID ltsiNMhr 経験値n倍(主人公) 1CBDB528 3855XXXX 1CBDB52C 1475CFAD 2倍:E7A7 3倍:E7A8 5倍:E7A2 10倍:E79F 20倍:E7B1 50倍:E7D7 100倍:E781 2006/03/02(木) 00 06 32 ID 32hf44Ic 経験値n倍(仲魔) 1C9A7628 3855XXXX 1C9A762C 8A54E75D 1C9A7630 0C4C628E 1C9A7634 1495D7AD 1CBDB604 0C53B265 2倍:E7A7 3倍:E7A8 5倍:E7A2 10倍:E79F 20倍:E7B1 50倍:E7D7 100倍:E781 2006/03/04(土) 19 35 08 ID kaEOkl0J 経験値コードその2 1C9A7628 3855xxxx 1C9A7638 3850yyyy 1C9A762C 8A54E75D 1C9A7634 1495D7AD 1C9A763C 8A4FE75D 1C9A7640 0C4C628E 1C9A7644 13F02FAD 1CBDB604 0C53B265 1CBDB620 138F17C6 xxxx=ライドウちゃん yyyy=仲魔 1倍:E7A6 2倍:E7A7 3倍:E7A8 5倍:E7A2 10倍:E79F 20倍:E7B1 50倍:E7D7 100倍:E781 ステータス関連 2006/03/02(木) 00 06 32 ID 32hf44Ic 戦闘後に仲魔の忠誠度MAX 1CBDB930 384B089C 2006/03/03(金) 01 28 43 ID XvYiqFWe 主人公のステータス 現在HP 4C71C284 1456E404 最大HP 4C71C287 1456E404 力 3C71C2AC 1456E7BD 耐 3C71C2AA 1456E7BD 魔 3C71C2B0 1456E7BD 運 3C71C2AE 1456E7BD 2006/03/03(金) 19 39 21 ID GyVGrVYc 仲魔のステータス 官属 3C71C414 1456E7xx 仲魔変更 3C71C412 1456E7xx 現在HP 4C71C728 1456E404 最大HP 4C71C72C 1456E404 現在MP 4C71C730 1456E404 最大MP 4C71C734 1456E404 以降+110h 2006/03/04(土) 15 42 46 ID AIgOZOGK 仲魔技 技上段左(1体目) 10E64478 0000XXXX 技中段左(1体目) 10E6447C 0000XXXX 技下段左(1体目) 10E64480 0000XXXX 技上段右(1体目) 10E64484 0000XXXX 技中段右(1体目) 10E64488 0000XXXX 以降+110h 2006/03/04(土) 15 42 46 ID AIgOZOGK 仲間存在等フラグ(1体目・要暗号化) 00E643E8 000000XX ※XXを25から3Dに変えると 中段左と下段左の技が使えるようになるようだ 多分、ビットに意味があるのだと予想 技を変えるときはこの値(ビット)をいじらないと 表示がでない。既に技が白表示なら問題ないと思う。 仲間存在フラグ特技全開バージョン 3C71C410 1456E7CA (一体目。暗号化済み) 仲魔種類 01:ジャックランタン 02:オシチ 03:ドゥン 04:ムスッペル 05:サティ 06:ソロネ 07:ヒトコトヌシ 08:ベリアル 09:ジュポッコ 0A:アズミ 0B:ジャックフロスト 0C:タラスク 0D:ウコバク 0E:アラハバキ 0F:ナーガラジャ 00:オオヤマツミ 11:オオクニヌシ 12:ヤマタノオロチ 13:ライジュウ 14:オボログルマ 15:ヌエ 16:ツチグモ 17:オオミツヌ 18:パールヴァティ 19:ミシャグジさま 1A:トール 1B:ジャックフロスト 1C:モー・ショボー 1D:ウコバク 1E:ホウオウ 1F:クラマテング 20:パワー 21:レギオン 22:イチモクレン 23:アンズー 24:サンダルフォン 25:オバリヨン 26:オニ 27:トゥルダク 28:ラミア 29:ヨモツイクサ 2A:ラクシャーサ 2B:トリグラフ 2C:チェルノボグ 2D:ケルベロス 2E:ショウテン 2F:ジークフリード 30:スサノオ 31:ガシャドクロ 32:グール 33:ウタイガコツ 34:アルプ 35:モコイ 36:オキクムシ 37:インキュバス 38:リリス 39:ネビロス 3A:ベルゼブブ 3B:リャナンシー 3C:イッポンダタラ 3D:トート 3E:フツヌシ 3F:ナガスネヒコ 40:スカアハ 41:クダン 42:ライホーくん 43:ネコマタ 44:アビヒコ 45:アリス 46:ヨシツネ 47:オルトロス 48:レギオン 49:レギオン 4A:レギオン 4B:レギオン 4C:0x04C 4D:0x04D あとはないと思う。意外にすくないね。 2006/03/05(日) 18 54 58 ID t7Kv4cRx 技表(復号化状態・要暗号化) 左列上段 暗号化 10E64478 00000073 4C71C7A0 左列中段 10E6447C 000000f4 4C71C7A4 右列中段 10E64480 00000104 4C71C7A8 左列下段 10E64484 000000A4 4C71C7AC 右列上段 10E64488 00000033 4C71C7B0 10 ブフ 11 ブフダイン 12 マハ・ブフ 22 マハジオ 32 マハザン 33 マハザンダイン 34 竜巻 35 テンペスト 36 R 51 マハムド 61 ドルミナー 62 プリンパ 71 ディアラマ 72 ディアラハン 73 メ・ディア 74 パトラ 75 ディアオーラ 76 リカーム 77 サマリカーム 78 R 9F 雹魔撃斬 A0 雷魔神斬 a1 風魔神斬 A2 呪怨魔斬 A3 震天大雷 C1 電磁魔弾 D1 氷結無効 合体 D2 電撃無効 合体 D3 衝撃無効 合体 F1 医術の心得 F2 験気 F3 逆恨み F4 怨警 F5 食いしばり F6 逃走加速 F7 金銭加増 F8 宝珠加増 F9 経験加増 FA 憧れの君 FB 一分の活泉 FC 二分の活泉 FD 三分の活泉 FE 1分の魔脈 FF 二分の魔脈 100 三分の魔脈 101 豪傑の転心 102 魔弾の射手 103 火炎高揚 104 氷結高揚 105 電撃高揚 106 衝撃高揚 D7 火炎吸収 D8 氷結吸収(推測) D9 電撃吸収 DA 衝撃吸収(推測) DB 物理吸収 8F無し 9A無し 9D十文字斬り A4無し A5無し AF無し B3無し BE無し C4無し CF無し E0無し E6無し DC 終始時報(全ての敵の動きを一定時間止める) 7A:R 7B:R CF 無し D0 火炎無効(推測) D1 氷結無効 D2 電撃無効 D3 衝撃無効 D4 物理無効(推測) D5 呪殺無効(推測) D6 精神無効 D7 火炎吸収 D8 氷結吸収(推測) D9 電撃吸収 DA 衝撃吸収(推測) DB 物理吸収 DC 終始時報(効果無し?) DD 無し 30 ザン(推測) 31 ザンダイン(推測) 32 マハザン 33 マハザンダイン 34 竜巻 35 テンペスト 36 真空刃(合体技) B0:無し B1:無し B2:最強弾 B4:無し B5:電撃弾 B6:忘れた(何とか弾) B7:無し B8:呪殺弾 B9:魅惑弾 BA:無し BB:無し BC:魔封弾 BD:無し BE:無し BF:火烈魔弾 14 雪華 15 コキュートス 16 絶対零度 17 銀氷光線 63 マカジャマ 64 ペトラ 108 付着高揚 1 煉獄撃 刃 92 煉獄撃 壊 93 煉獄撃 94 羅刹龍転斬 95 強化弾 96 連撃 97 雄渾撃 98 大暴れ 99 逆鱗撃 9A無し 9B 鷹円弾 9C 突進?(合体技) 9D 十文字斬り(合体技) ※仲魔特技は必ず5つすべて入力しておかないと 未入力の欄は--となり勝手に潰されてしまうみたいです あと魔法・半減・合体技などは反映されましたが 火炎高揚など高揚系が反映されませんでした(当方の環境はPAR2です) 技中段左(火炎半減) 4C71C7A4 1456E69E ○ 反映される 技中段左(火炎高揚) 4C71C7A4 1456E6A8 × 反映されず(???と表示される) 2006/03/03(金) 17 36 41 ID Fvh3kuLB 戦闘後HP・MP全快 1CB335DC AFBAE7AD 1CB3350C AFB3E7C5 2006/03/08(水) 17 47 25 ID sdCtarGM 悪魔合体画面へ入ると忠誠度100 1CA6792C 3858E781 1CA67930 BAF8E79B アイテム関連 2006/03/03(金) 17 36 41 ID Fvh3kuLB アイテム最大所持数99 1C859854 3858E788 2006/03/03(金) 17 36 41 ID Fvh3kuLB 弾丸最大所持数9999 1C85987C 3858089C
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蒼電の封我ライドウ VR 火 6 クリーチャー:ヒューマノイド/ハンター/エイリアン 7000 ■このクリーチャーがタップされる時,かわりにバトルゾーンにある自分の他のハンターまたはエイリアンをを1体選び,タップする。 ■自分のターンの始めにクリーチャーをアンタップする時,そのクリーチャーをアンタップさせなくても良い。 そうした場合,そうやってアンタップしなかったハンターまたはエイリアン1体につき,バトルゾーンにある相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体選び,破壊する。 ■W・ブレイカー 突然の援軍による謎の大打撃,そして立て続けに現れたハンター・エイリアン連合軍の増援により,アンノウン軍は撤退を強いられた。 作者:かみど 能力同士がシナジー,自分のハンター・エイリアンに疑似サイレントスキルを与えます。 奈落の鬼姫N・ロマノフ工事中だよ(´・ω・`)の直接の上官であり,彼女が戦乱に身を投じた当初からの腐れ縁。 名前が洒落,モンスター系で「鳥獣戯画」作りたい( 関連:真異編(レコード・ブレイカー) 名前 コメント
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デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト 原作 金子一馬? 監修 山井一千? 脚本 真壁太陽?・原田庵十? 作画 綾村切人? 掲載誌 ファミ通コミッククリア?09年5月~12年3月 話数 全34話 あらすじ 時は大正20年。日常の影に潜む妖なる存在から帝都を護る者たちがいた―。鳴海探偵社に身を寄せる若きデビルサマナー、十四代目葛葉ライドウもそのひとり。帝都に起こる奇妙な事件を解決していくライドウたちの周辺に、やがて畏怖すべき存在が迫り来る……。(エンターブレイン公式サイトより) 単行本 レーベル名 出版社 判型 巻数 奥付 Amazon ファミ通クリアコミックス エンターブレイン B6 全6巻 5巻・2012年5月25日初版 デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(5) (ファミ通クリアコミックス) 備考 ゲーム「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」の後日譚となるコミカライズ。 5巻巻末に収録の「デビルサマナー葛葉ライドウ対凶月の雀士」が麻雀回。 10年代 コミカライズ ファミ通クリアコミックス ファミ通コミッククリア 原田庵十 山井一千 真壁太陽 綾村切人 金子一馬 麻雀回
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003話 ライドウ・鳴海・レイコ 暗い。 街灯の灯りすら掻き消され、この街が死んでいるということをまざまざと見せ付けられる。 静寂が支配する青葉公園をライドウは走っていた。 独り、でだ。 いつも傍らにいるゴウトとはついさっき逸れてしまったのだ。 出来るだけ足音を立てないように、誰にも気配を悟られないように十分な気を回して走る。 この時ばかりは自分が羽織っている真っ黒なマントに感謝した。 普段はあくまでも身に着けている武器を隠すためだけの飾り物だが、今は闇夜にまぎれることが出来る。 もうゲームは始まっている。 そして、このゲームに乗った人間もいるということを彼は知っていた。 自分と同じくらいの背丈の男が、通りかかった青葉公園で死んでいたのだ。 それも強烈な火力で焼かれ、かろうじて留めていた骨格で性別と身長が解るだけという壮絶な死に様だ。 ライドウは葛葉の里での過酷な修行を潜り抜け、 「十四代目葛葉ライドウ」の名を襲名後、年齢不相応の修羅場を潜り抜けてきたつもりだったが、 こんなにも容赦の無い殺し方を目の当たりにしたのは初めてだった。 しかもやったのはおそらく自分と同じ人間。このエリアなら悪魔ではないはず。 先ほど集められた教室にいたのは殆どが自分と同じ年頃の少年少女…。 軍人等に代表される戦い慣れた人種は殆ど見受けられなかった。 極限の状態で人は何処まで残酷になれるのか…。 そんな永遠に解けない謎を考えている時間は無い。 何しろ、先ほど見た死体を作った人間以外にやる気になっている男もいたのだ。 その男は白い学生服を身に纏い、たまたま鉢合わせになったライドウに向かって、 何の躊躇も無く、いきなり無差別魔法を叩き込んで来たのである。 そしてこの状況で奴は何を考えているのか高笑いしながら自らを「魔神皇」と名乗った。 そしてライドウのことを「最初の生贄」とも。 この言葉からライドウと出会う前に既に死んでいたあの男を殺した者では無いということが伺える。 兎に角、逃げるのに必死で詳しい顔の造詣や持っている武器を確認している暇は無かったが、 奴が投げかけた、暗い狂気に駆られた眼を忘れることは今後絶対に無いだろう。 それに皇を名乗るだけあってかなりの使い手だ。 あの魔法以外にも切り札をいくつも持っていると考えるのが無難だ。 いきなり恐ろしい敵に当たってしまい、その時うかつにもゴウトと逸れてしまったのである。 魔神皇と名乗った男や、黒焦げの男を仕留めた相手の対策もそうだが、 どうにかしてゴウトと再び合流しなければならない。 連絡を取る手段が全く無い状況下でどうやって合流するかは皆目見当つかないが…。 (まだ、追ってきているかもしれない。) ライドウは走りながら背後をちらりと振り返った。 果てしない闇が延々と続いている。 幸い、誰もいなかった。いや、気配を完全に殺しながら追って来ているのだろうか。 解らない。 今までもダークサマナーのラスプーチン、伽耶に憑きし者等、自分より格上の相手と戦うことはあったが、 それはあくまでも万端な準備の上での話だ。 今は最大の武器である仲魔も、愛用の刀も銃も抜き取られた丸腰状態な上、彼は魔法という能力が無いのである。 一応武器は支給されていたがライドウにそれを使いこなせる自信は無かった。 支給された武器はクロスボウ。 上手く使えば猛獣を一撃で仕留めることも可能な優れものだが、装填に時間がかかり、この暗闇では狙いも定め難い。 第一、彼はクロスボウに触れるのが初めてなのである。 これを使おうにも先程のようにいきなり魔法をぶつけられたら終わりだ。 事態は最悪だった…。 「ライドウ、ライドウだろ?」 細心の注意を払い、直角の曲がり角を曲がった所で自分を呼ぶ声が聞こえた。 ライドウは咄嗟に身構えたが、それはよく知っている人物の声だったので、ほんの少しだけ気を緩めた。 「鳴海さん…?」 「そうだ。こっちこっち。」 ライドウの横にある古いビルの裏口と思われる錆びたドアがかすかに開き、 見知った天パ頭の男が顔を出し、小さく手招きした。 (本当に鳴海さんだ…。) 声にこそ出さなかったが、ライドウはこのゲームが始まって以来初めてほっと胸を撫で下ろした。 自分と同様、魔法の力が一切無い鳴海と合流したからとは言え、 依然自分が死と隣り合わせであることに変わりは無いが、 それでも信頼を置ける人物と同行出来るのは精神的に大きな支えとなる。 ライドウはそのビルのドアに向かって歩いた。 鳴海に招かれたビルの中は、乱雑としていた。 元はオフィスだったのだろう。事務用机や本棚はいくつかあったが、 書類は床にばら撒かれ、ファイルや雑誌の類も滅茶苦茶に転がっていた。 しかも壁に血糊がべったりと着いており、こんな所でも死闘が繰り広げられたのかと思ったが、 その血糊は乾き、既に黒く変色しているので少なくともこのゲームには関係の無いものだろう。 鳴海はライドウが中に入るとすぐさまドアを閉め、厳重に鍵を掛けた。 その上で重い本棚と机で厳重なバリケードを作る。 よく見ると全ての窓にも同じように塞がれていた。 そして、バリケードを作る鳴海の右腕は負傷しており、 腕まくりをして布の切れ端で止血をしていた。 「どうしたんですか、その傷…」 「あぁ、ちょっとな。」 それ以上は言わなかった。だが、他の誰かにやられたことは明確だし、 そもそも説明の付かないような事態なのだから仕方が無い。 ライドウはそれ以上のことは詮索しないことにした。 感染症等の心配はあるが、すでに血が止まっており、 本人も足取り一つ乱さずに動き回っていることから致命傷には至らなかったようだ。 「ライドウ、先に確認しておくぞ。お前、このゲームに乗るのか? 乗らないのか?」 バリケードを完成させ、こちらに向き直った鳴海は鋭い視線を向けた。 それは今までに見たことが無い、こちらを射抜くような眼であった。 じっと見つめながら、鳴海は密かにズボンのポケットに手を忍ばせていた。 おそらく、ポケットの中に鳴海に支給された武器が入っているのだろう。 ポケットに入る大きさだから、武器は折りたたみ式のナイフか、爆薬の類か…。 ライドウは息を呑んだ。答え方によっては鳴海とすら殺しあわなければいけない。 本当は自分自身、急な襲撃を受けた上、頼りにしていたゴウトと逸れ、混乱してしまい、 この先のことなんて考えている余裕は無かったが、鳴海と戦うのは避けたかった。 だからこう答えた。 「どうにかして逃げる方法を考えています。 僕は誰であろうと殺したくはありません…。」 数秒の沈黙があった。その間、二人は視線をかち合わせたまま微動だにしなかった。 だが、先に動いたのは鳴海の方だ。 「はぁー、良かった~。」 「??」 いきなり緊張を解き、鋭い視線からいつもの気の抜けた鳴海に戻り、 ライドウは男の心境の変化に付いて行けずきょとんとしてしまった。 「鳴海さん?」 「もしお前が乗り気だったらどうしようかと思ってたよ。 お前に本気で掛かって来られたら絶対に勝てる気がしないもんなぁ。 いざと言う時はこいつを使って逃げようと思ってたんだよ。ま、冗談だけど。 お前を信じてたよ、ライドウ。」 いかにも軽く演じられた口調を作りそう言いながら、 鳴海はポケットの中にある自分に支給されたらしき武器を取り出した。それは小さな丸い爆弾のような物である。 手榴弾だったとしたらかなり精度の高い武器になるが、残念ながらそれはただの煙玉である。 単に大きな破裂音が出て大量の煙が出るだけの物なのだから、眼くらまし程度には使えそうだが武器としては落第だ。 「と、言うことは鳴海さんも逃げようと思ってたんですか?」 「…あぁ、まあな。」 最初からそう決めていたとは思えない端切れの悪い返事だ。 この男との付き合いは長いが、どうにも読めないところがある。 いつもはチャランポランだが急に真剣になったり、大概の面倒ごとは自分に押し付けると思ったら、自分から率先して危ない橋を渡ろうとしたり…。 「それで、だ。」 ライドウが突っ込む前に鳴海は勝手に話し始めた。 「此処に来て最初に出会ったのがお前で本当に安心したよ。 実は此処にたどり着く前にちょっと拾いものがあったんだ。会ってくれないか?」 言いながら鳴海は背後にある崩れかけた階段をくいっと指差した。 どうやらその人物は上の階にいるらしい。 「はぁ、いいですけど…」 さっさと名前を出さない辺り、顔見知りでこのゲームに参加させられた人物、タヱか伽耶では無いのだろう。 はたしてそれは安全な人物なのだろうか。信用は出来るのか? どうして鳴海と一緒にいるのか? 様々な疑問がライドウの頭を駆け巡ったが、此処でじっとはしていられない。 それにほぼ丸腰の状態で鳴海と別れ、外に出ることはもっと危険だ。 またさっきの魔神皇に襲われるかもしれない。 …その人物に会うしか無かった。 ライドウは鳴海に促されるまま、後を追い、暗い階段を上る。 ビルの二階に上がり、一つの扉の前で鳴海はノックする。出来るだけ響かないようにゆっくりと。 「誰?」 中から静かな少女の声が聞こえた。いかにも大人しそうで、まるで伽耶のような…。 「俺だ…鳴海だ。信用の置ける仲間を連れてきた。開けてくれないか?」 「鳴海さん…? はい、ちょっと待って下さい。」 中から小走りな足音が聞こえ、ゆっくりと、慎重にドアの鍵が外され、ノブが内側から回された。 恐る恐るほんの少しだけドアが開き、中から蒼白な顔の少女が顔を出す。 真っ黒な髪を肩の辺りで切りそろえ、眼鏡を掛けている。 細面で色の白い顔は、知性的で整っており、美しくもあった。 だが表情は怯え気っており、潤んだような眼で鳴海とライドウを交互に見合わせていた。 「こちらはさっき話した俺の部下の葛葉ライドウ。 大丈夫だ。こいつもこのゲームには乗らないって言ってくれた。」 「……。」 無言の少女にライドウは静かに語りかけた。 「いきなりこんなことになって見知らぬ人間を信じろってのは無理だと思う。 だけど、鳴海さんが大丈夫って言ってる以上、僕は貴女を殺したりはしない。それだけは約束します。」 しばし少女はライドウを不安そうに見つめていたが、ややあってドアを開けると二人を部屋に入れた。 「私、赤根沢レイコと言います…。さっき鳴海さんに助けていただいて。」 レイコという少女は伏し目がちにそう言った。 レイコと名乗る少女の待機していた部屋は六畳程度の小さなものだが、おそらく居住区だったらしい。 畳が敷かれ、小さいながらも流し台とガスコンロが設置されていた。 だが随分と長い間誰も使っていなかったのだろう。他の家具らしい物は無く、また畳にうっすらと埃を被っていた。 畳と同じく天井の蛍光灯の傘にも埃をかぶっていたが、電球が壊れている。使い物にはならないだろう。 この殺風景な部屋にある物と言えば支給された黒い鞄が二つ、部屋の中央に転がっているだけだ。 ライドウも二人と同じ所に鞄を置いた。 鳴海は窓に掛かったカーテンをしっかりと閉じ直すと、鞄から簡易ランタンを取り出し灯を点けた。 うっすらと黄色い灯りが三人の顔を照らす。 鳴海とライドウは畳に上がる時も靴を脱がなかった。レイコも同じだ。 この非常識な状況である。何かが起こればすぐに逃げ出せるような配慮だ。 ようやく形だけでも落ち着いた所で三人は腰を下ろし、鞄に入っていたルールブックを見ながら状況を整理した。 このスマルという街は浮遊しており、脱出はほぼ無理であること。 ゲームの主催者は不明。だが自在に爆破出来る呪いの刻印を一度に多数設置出来ることからかなりの使い手だということ。 参加者の名前だけは数十人全員分、ルールブックに挟んであった名簿に載っているが、 ライドウの知っている人物は鳴海とタヱと伽耶、そして今目の前にいるレイコという少女だ。 ゲームの制限時間は72時間で、その間に参加者は殺し合いをし、最後の一人になったところでゲームは終了。 その一人だけはこの街を脱出出来、一つだけ何でも願い事を叶えてもらえるらしい。 だが24時間の間に一人も死者が出なかった場合は全員の刻印が爆発する。 武器は何を使ってもかまわないが支給されている物は完全にランダム。ただし、魔法や悪魔を使役するのは可。 簡単に言うとこんなものだ。 街が空に浮き、首に刻印が付いている以上逃げるのはほぼ不可能である。 状況を確認した所で事態が好転するわけでは無かった。 それにライドウは見ず知らずの人間を殺すことに抵抗が大きい。 鳴海も、このレイコという少女を殺さずに助けたことから同じなのだろう。 だが鳴海はどうしてこの少女を…? 「俺たちが出会った経緯を話しておくよ。」 ライドウが疑問を口にする前にその本人から説明を始めた。 赤根沢レイコが飛ばされた先は青葉公園という大規模な公園だった。 近代的なスマル市においても緑を多く取り入れ、遊歩道の幅も広く見通しも良い。 つまり、ここにいる限り、自分が飛び道具でどこから狙われても仕方が無いということだ。 突然なことで頭の中はパニック寸前だったが、自分が開始早々かなり危険な状況であることだけは理解出来た。 レイコは足元に転がっている鞄を拾い、隠れることの出来そうな物陰を探した。 周囲には観葉植物が丁寧に植林されている花壇くらいしか見当たらないが、こんなだだっ広い道の真ん中で突っ立っているよりはマシだろう。 レイコはそちらに向かって歩き出した。 周囲をきょろきょろと見回し、花壇を覗き込む。だが、その時先客を見つけてレイコは悲鳴を上げそうになった。 頭部が大きく禿げ上がり、スーツを着た一人の中年男がそこに身を潜めていたのである。 「こ、声を上げないでくれっ。わ、私は半谷、聖エルミン学園の教頭だ…!」 半谷という男も参加者なのだろうが、いかにも脆弱でこの状況に混乱しているようだった。 だがレイコは見逃さなかった。男の手が、自分の背中に忍ばせられているということに。 「今騒がれたらそれを聞いて人が集まってしまうからねぇ!」 男は冷酷に顔を歪ませると、支給された武器、手持ちの電動ドリルを振り上げた。 その時、レイコと同じく青葉公園に飛ばされた鳴海は、見晴らしの良い木の上によじ登り、小型の双眼鏡で周囲を見渡していた。 この双眼鏡は支給された武器では無く、鳴海の私物だ。一応彼は探偵を名乗っており、これは彼の仕事に必要不可欠な物なのだ。 「お?」 双眼鏡に、一人の少女が写った。年齢は彼の部下であるライドウより少し年下だろう。 青いブレザーとストライプのスカート姿で、眼鏡を掛けている。 かなり美しい少女だったが、長髪好みの鳴海に反してショートヘアなのが残念である。 少女はしきりに後ろを警戒しながら走っていた。その後を追うのはドリルを片手にした中年男である。 無抵抗な女の子を凶器を持って追いかけるとは、普通なら見過ごせない状況である。しかし今は普通ではない。 しばらく様子を見ようと思っていたが、鳴海はあることに気づいた。 追いかけられている少女が、かなり強力な力を秘めていることである。 どういう力かは説明に困るが、何か強大な神のようなものが彼女の背後に見える気がするのである。 対して男の方は何の力も持たない一般人だ。おそらく少女の能力についても気づいていないと思われる。 この少女が本気を出せば一瞬で相手の息の根を止めることが可能だ。そもそも潜在能力自体が違い過ぎるのである。 だが少女は逃げるばかりで攻撃をする素振りが全く無かった。 (何かありそうだな。) この時の鳴海の行動はかなり無謀だったと思う。 だが、ひょっとしたらこの少女の存在が、ゲームを下りる何かのきっかけになるのではないかと直感したのである。 逃げる少女と、それを追うドリルの男。二人は何と都合の良い事か、鳴海のいる木の方向に向かって走ってきた。 いつもながら、自分のずば抜けた幸運さに感謝を忘れない。 鳴海は音を出来るだけ立てないように木の枝を一本折った。あまり曲がっていない、丈夫な枝を選んで。 そして頃合を見計らい、槍投げの要領でその枝を男に向かって投げつけたのだ。 「うわっ!」 男は急な襲撃に声を上げた。情けない悲鳴である。 本当は顔面を狙ったつもりだったが、当たったのはドリルを持っている方とは逆の左腕である。 こんな即席の枝が刺さるとは思っていなかったが、狙いがずれたのはいささかショックである。 いつも肉弾戦は部下に任せきりだからか、こうも腕が鈍ってしまっていたとは…。 次から、少しは自分でも現場に赴くことにしようと心に決めながら鳴海は木の上から飛び降りた。 突然上から降ってきた謎の人物に男だけではなく、追われていた少女も驚いたようだが、その隙に鳴海は男の懐に詰め寄った。 「なっ何だね君は! やるのかね? このドリルと! せっかく一人獲物を見つけたのに!」 間近に見ると男はいかにも邪悪そうな顔つきをしている。だが何の威風も感じさせない小者特有のいやらしい顔立ちだ。 例えばもし、この男が自分の学校の教師だったりしたら、すぐに転校を考える所である。そんな面構えだ。 もうこれだけで良かった。鳴海にとってはこの顔だけで手加減しないで済む理由になった。 「どう見たってお前が悪役にしか見えないんでね。」 「き…貴様ぁ!」 男は鳴海の軽口に一瞬で激昂し、無茶苦茶にドリルを振り回してきた。 「うおっ!」 思っていたよりも身軽な動きで迫ってくる。少々相手を舐め過ぎていたようだ。 後退しながら鳴海はポケットに突っ込んだ拳の感覚を確かめていた。その時うっかり、男のドリルの先端を右腕に掠めてしまった。 傷は大して深く無いようだが、動脈に触れたのだろう。血が派手に吹き出した。 「おぉ、やったぞ!」 その流血に男は歓喜し、油断したのである。これも小者特有の浅はかさで鳴海は安心した。 「やってないから。」 小さくそう呟くと、最速の動きで鳴海は拳を男の腹にぶつけた。 ガードの仕方すら心得ていない男の無防備な腹部に拳はめり込み、男は汚らしい反吐を吐きながらその場に崩れた。 鳴海の拳には鞄の中に入っていた黒く、何かの文様が掘り込まれたメリケンサックが嵌められていたのである。 それで力いっぱい殴られたのだから、男はたまらない。 念のためうつ伏せで倒れる男を爪先で小突いて確かめたが完全に気絶しているようだった。 「あの…」 その一部始終を眺めていた少女が不安げに鳴海を覗き込んだ。彼女の視線はどちらかと言うと鳴海本人よりも腕の傷が気になるらしい。 だが、鳴海はあえて違うことを言った。 「大丈夫、殺してはいないよ。」 ただ、鳴海の計算では男が目覚めるのは数時間後だろうから、ここに放っておくのは危険だろうが、そこまで面倒を見ていられない。 (事実その数分後、たまたまそこを通りかかった新田勇によって男はあっさりと止めを刺されるのだが、そんなこと鳴海の知る由も無かった。) 「とにかく逃げるぞ。」 鳴海はまだ戸惑いを拭い切れていない少女の腕を強引に掴むと走り出した。 鳴海とレイコの出会った経緯はこれで解った。 何とも鳴海らしい判断の仕方で、この状況下でも変わり無いように見える彼に少し安心したライドウである。 だが、彼の話の中から一つのことが気に掛かった。 「お二人の事情は解りましたが鳴海さん、貴方が使ったというメリケンサックは何処で手に入れたんですか?」 全員に配布されているルールブックを読む限り、支給される武器は各自最大で一つのはずだ。 だから鳴海の武器はあの煙玉ですでに枠が埋まっているはずなのだが…。 そう言えばそうだと、レイコも鳴海の顔を見やった。 もしかしてレイコと出会う前に、鳴海は既に誰かを殺し、武器を奪っていたのでは…? そんな疑問が頭をよぎる。 当の鳴海は二人の視線に、居心地が悪そうな素振りで後ろ頭を掻いた。 「それが俺にも解らないんだよ。最初から煙玉なんかと一緒に入ってたもんだし。」 その口調から、嘘を言っているようには見えなかった。 「ちょっと見せてもらえませんか?」 「あぁ。」 手を差し出すライドウに、鳴海は例のメリケンサックを放った。ライドウはそれを上手くキャッチするとじっと観察する。 ……もしやと思っていたが、無骨な鋼の表面に掘り込まれた文様を見て確信した。 彼らが根城にしている矢来区筑土町にある金王屋という骨董品店の地下に住んでいる、 マッドサイエンティストのヴィクトル博士が以前言っていた。 いつか悪魔の召還・合体を簡略化出来る小型の機械を発明したいと。 おそらく、これは博士が言っていた機械の亜種に違い無い。表面に彫られた文様が、葛葉に伝わる封魔の文字と酷似していたからだ。 「…これはおそらく悪魔を使役するための道具です。僕の管みたいな。」 「やったじゃないかライドウ、それを使えば…!」 悪魔召還師が悪魔を使役出来れば鬼に金棒である。かなりの戦力が見込めるということだ。 単純にそう思った鳴海は嬉しそうに身を乗り出した。だが、ライドウの表情は曇っていた。 「残念ながらこれは僕には使えません。これは…僕の管と規格があまりにも違いすぎる。 おそらくこれは、僕以外のサマナーが自分に合わせて作らせた物でしょう。」 ライドウの口からそう聞いた鳴海はがっくりと肩を落とした。レイコも心なしか残念そうな表情だ。 「だが、こいつは格闘用には使えるな。俺が持っておくよ。」 鳴海はすぐに気を取り直して楽天的にそう言うと、ライドウの手からメリケンサックをひょいと取った。 確かに、剣技と射撃を集中的に修行してきたライドウよりも軍隊格闘を身に着けている鳴海が持っていたほうがいいだろう。 まさかいかにも頭脳戦専門に見えるレイコに使いこなせるとは思えない。無難な選択だった。 「で、ライドウの方はどうだった?」 「僕の方は…。」 ライドウは謎の教室から見知らぬ街の通りに転送され、此処に至った経緯を話した。 まともに使いこなせる武器が無いからひたすら逃げ回っていたこと。 既にやる気になっている人物が最低二人はいるということ。 その一人は青葉公園で一人焼き殺している。 そしてもう一人は、自らを「魔神皇」と名乗っていたということ…。 その「魔神皇」という言葉を聞いてレイコがぴくりと反応した。 「葛葉さん、その人とは何処で会ったんですか? 教えてください!」 レイコの剣幕は今までと違っていた。依然顔色が悪いことに変わりは無いが、鬼気迫るものがあった。 ライドウはレイコの突然の変化に驚きを隠せなかった。だが、静かに首を横に振った。 「すみません、僕も逃げるのに必死だったので…それに大切な仲間ともその時逸れてしまい…。」 「そう…ですか…。」 レイコは眼を伏せた。複雑で、曇った表情だった。 「その魔神皇とやら、レイコちゃんと何か関係があるのかい?」 こういう時、鳴海のような率直な性格が心底羨ましいとライドウは常々思っていた。 自分にはこうもあっさり疑問を投げかけることは出来ないからだ。 レイコは少し間を置いた後、ほんの少しだけ顔を上げて途切れ途切れに話し始めた。 「あまり…あまり話したことは無いのですが…私のかけがえの無い人なんです…。 どうしてあんな風になってしまうまで、私に打ち明けてくれなかったのか…それが気がかりなんです。」 ライドウと鳴海はお互いの顔を見合わせた。 レイコと魔神皇との決定的な関係こそ解らない言い回しだが、おそらく二人はかなり深い絆で結ばれているのだろう。 だが薄くもやが掛かっているような彼女の表情から、さすがの鳴海もこれ以上のことを聞き出すことは出来なかった。 レイコはしばらく押し黙っていたが、ふいに顔を二人に向きなおし、今までで一番はっきりとした声で言い放った。 「鳴海さん、葛葉さん、私…魔神皇…彼を説得します。」 「無茶だ!」 ライドウは眼を見開き、レイコの肩を掴んだ。 普段、感情を押し殺し、表情すら殆ど変えないライドウにしてはあまりにも珍し過ぎる反応だった。 魔神皇の力を目の当たりにしたからこそ、ライドウはそう言えるのだろう。 「貴女は魔神皇の恐ろしさを知らないからそんなことが言えるんだ! あの男は…危険過ぎる…!」 先刻、ライドウと鉢合わせした時に、何の躊躇も無く魔法を浴びせかけてきた。 そして高笑い。まるでいじめられっ子が急に圧倒的な力を手にし、いじめっ子をいたぶるかのような。 殺戮が嬉しそうで仕方が無かった。 何より恐ろしかったのはあの眼である。慈愛など欠片も無く、ただ、狂気に打ち震えているようだった。 それを説得だなんて、あまりにも無謀すぎる。見つかった瞬間に消されるのが落ちだ。 だがレイコも折れなかった。 「でも私には、出来ると思うんです! いえ、私にしか出来ないんです、彼を助けることが!」 魔神皇を助ける? どういう事だ? レイコは続けた。 「それに…自分の身は自分で守ります…私の武器、これなんです。」 レイコは肩に掛かったライドウの手を払うと、自分のバッグから一振りの刀を取り出した。 脇差と呼ばれる短い刀だった。ライドウが愛用していた太刀のように居合いには向かないが、その分小回りが利く刀である。 「だがしかし…!」 言葉を言いかけた所で、ライドウはがばっと立ち上がった。 そして、徐にレイコの脇差を奪い取ると、カーテンの閉じられた窓を開き、そのまま外に飛び出した。 レイコは言葉を失い、鳴海も窓から半身を乗り出して何度も彼の名を呼んだが、ライドウは戻って来なかった。 「クソっ…。一体何だってんだ!」 ライドウの勝手な行動に苛立った鳴海は、錆びた窓枠を殴りつけた。 遠い所で声が聞こえた。あまりにも儚く、鳴海とレイコには聞こえなかったのだろう。 それくらい遠い所からだったが、鍛え抜かれた聴力を持つライドウにははっきりと聞こえた。 まだ少年と言ってもいいような男の声で、確かにこう言っていた。 『みんな聞いてくれ! 僕たちには殺しあう必要なんて…』 その先は銃声のようなけたたましい音で掻き消された。声の主は生きているのか、殺されてしまったのか…。 だが、まだ生きていたとしても何と無謀な…! やる気になっている者の存在を知っている以上、ライドウは動かずにはいられなかった。 自分たち以外にも、人を殺すことに躊躇っている人物がいる…! 彼を死なせるわけには行かない…! ライドウは自分の身も十分に危険な状態であることすら忘れ、脇差を片手に声のした方に向かって走った。 【葛葉ライドウ 所持品:クロスボウ・脇差 現在位置:廃墟ビルより移動】 【鳴海:片腕負傷 所持品:煙玉・何かの機械 現在位置:廃墟ビル内】 【赤根沢レイコ 現在位置:廃墟ビル】 【反谷孝志(ハンニャ)(ペルソナ2罪・罰):死亡 現在位置:青葉公園】 【残り ?名】 Back 002 Next 004
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紅蓮 紅蓮(悪魔解説)?|銀氷 銀氷(悪魔解説)?|雷電 雷電(悪魔解説)?|疾風|蛮力 蛮力(悪魔解説)?|外法 外法(悪魔解説)?|技芸 技芸(悪魔解説)?| 名前 解説 ポルターガイスト 家の中に現れてひどいいたずらを br()することで有名な精霊。 br()騒音や物体の移動によって br()妨害あるいは障害を br()引き起こすと言われる。 モー・ショボー モンゴル系のボリヤド民族の伝承の魔物。 br()愛を知らぬまま死んでしまった少女の霊が br()なると言われている悪しき鳥。 br()美しい娘の姿をして旅人を誘惑し br()隙を見せるとくちばしで頭をつつき br()穴をあけ 脳みそを吸い取るという。 アンズー バビロニアの伝承に登場する邪悪な巨鳥。 br()鷲の体にライオンの頭を持つと言う。 br()神々の王になりたいという邪念から br()主神エンリルが体を水で清めている br()スキに天命のタブレットを盗み出した。 ホウオウ 古代中国の伝説に登場する鳥。 br()世の中が平和なときにだけ br()現れるといわれている。 br()鳥類の王または長のような存在で br()ホウオウが息を引き取った際には br()多くの鳥が嘆き悲しむといわれている。 イチモクレン 荒ぶる風の神として知られる霊。 br()鍛冶の神ともいわれる。 br()すさまじい風をおこして家屋や人を br()吹き飛ばし 海では船を転覆させると br()言われている。 クラマテング 京都の鞍馬山に棲んでいたとされる天狗。 br()日本の伝承に残る天狗の中でも br()最大の力と知名度を誇る者の一つで br()除厄と招福に関して絶大な力を持つ。 ヒトコトヌシ やまびこが神格化されて成った br()日本記紀の言葉の神。 br()悪い事も善い事も br()一言で言い放つ神と言われ br()発する言葉は真実となり人々を支配する。 パワー 神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて br()第6位「能天使」に数えられる中級天使。 br()名は「神の力」を意味する。 br()天界への悪魔の侵入を防ぐため br()常に前線に立ち天の回廊を巡るとされる。 サンダルフォン メタトロンと双子の兄弟といわれる br()ユダヤ伝承の有力な天使。 br()天国の歌を司るのが職務といわれている。 br()非常に巨大な身の丈を持ち br()人間が足から頭までたどり着くには br()500年はかかるという。
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登録日:2012/02/13 Mon 02 22 59 更新日:2024/06/16 Sun 06 54 18NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2006年 ATLUS PS2 PlayStation2 RPG このタイトルが長い! アトラス ゲーム デビルサマナー マクロス モダン 女神転生 帝都物語 探偵 葛葉ライドウ 超力 超力兵団 十四代目葛葉ライドウ、帝都二見参。 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』(Devil Summoner Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)とは、2006年にATLUSから発売されたPlayStation2向けRPG。デビルサマナーシリーズの第3作目。 英題が幾分長く、最も長いゲームタイトルとして、海外ゲームサイトで賞を受賞している。やったね、タヱちゃん! 悪魔絵師いわく、作品のテーマは「パッション(情熱)」。 従来の作品とテイストが異なっていて、近未来ではなく、大正時代という近代へと「時」が移されている。 注意 以下に若干のネタバレが含まれていますが、物語の核心には触れていないのでご安心下さい。 ●ストーリー 大正二十年。 時代の移り変わりと共に、急速に近代化を続ける帝都。 その背後には人々の情念が交差し、それに群がる悪魔共による怪異が存在していた。 そうした怪異を解決し、陰ながら帝都を守護するステキなモミアゲの紳士、デビルサマナー葛葉ライドウ。 今日もライドウは愛用の退魔刀と銃を外套の下に携え、悪魔を使役し、帝都に迫る危機に立ち向かう。 探偵という名のニートこと鳴海さんの下に、一人の麗しき少女が「私を殺して」という奇妙な依頼を持ち込む。 しかし、少女は誘拐され、その後を追う探偵助手葛葉ライドウの前には、赤いマントを羽織った超力兵団が立ちふさがった! かくして、デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団の決戦の幕が切って落とされた。 しかし、それは帝都の運命を左右する重大な事件であることを、ライドウはまだ知らなかった。 ●戦闘 戦闘はアクションなのだが、操作性はいいとは言い難い(ライ様の足が遅い)。 しかし、プレイしていればいつか慣れるさ。危ぶむなかれ。迷わず買えよ。買えばわかるさ。 スタッフ「スムーズ感をユーザーの皆様に保証します」 公式コメントである。 ◇ライドウの技 煉獄撃(□) カクカクと斬りつけ、悪魔共を煉獄にぶち込む必殺の剣である。 □ボタンを連打することで、なんと最大3発もの連撃へと発展する。 修羅虎突き(□+左スティック) 修羅となり、虎の如く相手を突く、葛葉一族の奥義である。威力は高い。 人によっては回避技として使う。 羅刹龍転斬り(□押しっぱなし→離す) 力を溜め、その後一気に回転して周囲を粉微塵にする恐るべき技である。 その動き、技の冴え、まさに龍転の如し。 銃(△) 銃は△で3発発射することが出来る。 また弾丸には複数種類があり、サマナーは状況に応じて使い分けが求められる。 合体技(□+×) テンションを上げた後、仲魔と合体する。 敵にダメージを与えるものだけでなく、敵の攻撃を防ぐ技などもある。これを上手く使いこなすのが、攻略のポイント。 仲魔呼び寄せ(L1長押し) 仲魔をライドウの近くに寄せる。 これで仲魔を敵の攻撃から回避させられるのだが、 そもそもライドウの足が遅いので結果的に誰も避けきれないことも。 封魔術(硬直した敵に○) 無口なライドウは、交渉せずに、一方的に管に封魔することで仲魔にする。 やっていることは内柴とさほど変わらない気がするが、気にしてはいけない。 また月が悪いと凶暴になり、合(ry封魔できなくなる。 更に相手を弱らせると成功(性交)率が上昇するなど、ますますレイプ染みているが、 これは悪魔でゲーム内での話なので皆さんは絶対にマネしないでください。 ●捜査 捜査には仲魔の能力を借りる必要があり、種族によって異なっている。 また捜査中、仲魔はライドウの後ろについてくる。 そのため、モーショボーやアリスを連れまわしたいロリコンサマナーは狂喜乱舞したという。 単独捜査 ライドウではヤレないところを、仲魔にヤラせるわけである。 この時の、仲魔の操作はプレイヤーが行う。 戦闘は捜査中でも普通に起きるが、そのばあいも単独で行わなければいけない。 ●用語解説 帝都 日本の首都であり、物語の舞台となる都市。現実と異界の境が曖昧になりつつある。 ヤタガラス 日本を背後からコントロールして来たという、ユーザーの中二心を揺さぶる謎の裏組織。 ライドウを始めとする、多くのデビルサマナーを管轄している。 業斗童子 葛葉一族の中で、禁忌を破った者を示す総称。 皆が皆ニャンコの姿をしているわけではない。 鳴海探偵社 帝都の筑土町に立つ、銀楼閣というビルヂングで、主にオカルト事件を専門としている探偵社。 異界 現実と魔界との境界にあり、悪魔が闊歩する異世界。 人間には侵入出来ない空間であるが、何者かの力により人間が迷い込むことがある。 ●主な登場人物 ◇葛葉ライドウ 【職業】デビルサマナー 【年齢】10代後半 主人公。ライ様。 鳴海に仕える探偵助手であるが、その実態は十四代目葛葉ライドウを襲名した少年である。 凛々しいモミアゲと端正なマスクの持主。 何時如何なる時も、帽子を取らないダンディーなモボである。 ◇ゴウト(業斗童子) 【職業】サマナーのお目付け役 【年齢】不明 黒猫。ニャンコ先生。猫の手も借りたい。 ライドウと常に行動を共にし、様々なアドバイスを行う。 ねこじゃらしを使うと… ◇鳴海 【職業】鳴海探偵社の所長(ニート) 【年齢】30代前半 ライドウの上司。パーマ。得意技は国士無双。 ヤタガラスや軍部にコネがあったりするが、 ここぞという場面でもライドウに暴威弾を託すくらいの活躍しか見せない。 ◇朝倉タヱ 【職業】新聞記者 【年齢】20代前半 やったねタヱちゃん。「葵鳥」というペンネームを持ち、帝都新報で働いている女記者。 平塚雷鳥に影響を受け、女性の社会的地位の向上に励んでいる。美人だが、自分のキャラクターで台無し。 鳴海探偵社によくネタを探しにくる。 ◇大道寺伽耶 【職業】桜燗女学院一年生 【年齢】15歳 名家大道寺家の一人娘。姫カットでタイツ着用。かわいい。 鳴海探偵社に不思議な依頼をするが、何者かに誘拐されてしまう。 ◇Dr.ヴィクトル 【職業】業魔殿の主(悪魔合体師) 【年齢】不明 ご存じ、合体の専門家。 この頃の業魔殿は、ホテルではなく金王屋にあるが、これは一種の下ネタである。 まだ、情熱を燃やしていた頃のヴィクトル。 手つきがイヤらしい。 ◇宗像 【職業】日本帝国陸軍少将 【年齢】40代 国を憂う気持ちから、超力兵団を計画をしたオッサン。バスク大佐ではない。 怪しい技術に手を出している。周りからは、人が変わったといわれているが… ◇ラスプーチン 【職業】ダークサマナー 【年齢】不明 エロジジイ。世界史で登場する、あのロシアの怪僧である。 本作では死を偽って日本にやって来たことになっている。 「魔トリョーシカ」を駆使して悪魔を使役する。 ヤタガラスの御名のもと、貴方に追記・修正を委ねます。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] オオマガツヒが出たときにちょうどライドウの声が杉田さんになったのを思い出し「カイエーンでてこねえかな」と本気で思った! -- 名無しさん (2013-09-29 18 03 48) これ真シリーズとデビルサマナーをくっつける重要な作品。 ここでの出来事がメガテン世界の最重要分岐である大破壊に関わってくる -- 名無しさん (2013-09-29 21 09 13) リメイク来ないかな…と思ったが、そもそも今のアトラスはメガテンとペルソナ以外やる余裕がほぼないんだった。 -- 名無しさん (2021-07-06 20 32 21) 最後の対戦相手があれとは、日本刀であれを倒すというなかなか夢のあるバトル -- 名無しさん (2022-02-06 21 39 43) 外連味たっぷりのオープニングは必見。 -- 名無しさん (2022-12-10 22 25 36) 名前 コメント
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|通常会話|特殊会話|会話術|口調逆引き|会話術逆引き?| 通常敵としてエンカウントする悪魔だけです。 悪魔会話で発生する別件依頼が口調依存の可能性があります。 小僧 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 オンモラキ 2 雷電 アガシオン 10 「昆虫集め(1)」発生 疾風 ポルターガイスト 4 外法 インキュバス 48 外法 モト 70 おきゃん 管属 名前 Lv 備考 疾風 モー・ショボー 13 技芸 ピクシー 2 「わたしのおねがい…(1)」発生 技芸 ハイピクシー 48 別件依頼「依頼というプロセスです」 若人 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 ウコバク 12 「宝石収集依頼(2)」発生 銀氷 ナーガラジャ 43 銀氷 ガキ 4 雷電 ツチグモ 22 雷電 マカミ 14 蛮力 ヨシツネ 29 蛮力 トリグラフ 42 蛮力 ゴズキ 22 外法 ウタイガイコツ 30 「宝石収集依頼(3)」発生 技芸 ナガスネヒコ 43 ありんす 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 オシチ 28 外法 オキクムシ 24 「わたしのおねがい…(1)」発生「わたしのおねがい…(2)」発生「宝石収集依頼(5)」発生 技芸 ネコマタ 28 「わたしのおねがい…(1)」発生「わたしのおねがい…(2)」発生「宝石収集依頼(5)」発生 禍津 レディゾンビー 13 偉人 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 ヴリトラ 54 銀氷 オオヤマツミ 55 雷電 オオミツヌ 49 雷電 トール 56 疾風 クラマテング 46 疾風 サンダルフォン 60 蛮力 ショウテン 52 技芸 アビヒコ 47 おばちゃん 管属 名前 Lv 備考 銀氷 アズミ 16 外法 ガシャドクロ 44 外法 ランダ 58 爺 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 ムスッペル 50 「宝石収集以来(5)」発生 紅蓮 エンク 7 銀氷 ジュボッコ 23 「宝石収集依頼(4)」発生 銀氷 タラスク 51 雷電 ミシャグジさま 45 雷電 コロポックル 3 疾風 ホウオウ 30 蛮力 チェルノボグ 32 技芸 フツヌシ 65 獣 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 オルトロス 22 「昆虫集め(1)」発生 紅蓮 ドゥン 37 紅蓮 ケルベロス 46 銀氷 ヤマタノオロチ 66 銀氷 バジリスク 58 雷電 ヌエ 36 「昆虫集め(2)」発生「宝石収集依頼(5)」発生 疾風 アンズー 23 マッド 管属 名前 Lv 備考 銀氷 アラハバキ 62 疾風 イチモクレン 42 疾風 ヒトコトヌシ 50 蛮力 トゥルダク 11 蛮力 ラクシャーサ 45 外法 ザントマン 7 技芸 イッポンダタラ 24 ガイン氏 管属 名前 Lv 備考 蛮力 オバリヨン 6 外法 モコイ 15 「星から来た男」発生 ヒーホー君 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 ジャックランタン 17 銀氷 ジャックフロスト 13 淑女 管属 名前 Lv 備考 雷電 パールヴァティ 41 疾風 エンジェル 8 「宝石収集依頼(1)」発生 蛮力 ラミア 19 外法 リリス 66 外法 ジョロウグモ 34 外法 アルケニー 52 技芸 リャナンシー 20 技芸 スカアハ 55 技芸 セルケト 15 技芸 ティターニア 39 すわっ 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 マダ 64 雷電 ナンディ 26 「ウケモチます」発生 雷電 バロン 60 疾風 デカラビア 55 「ウケモチます」発生 蛮力 ヨモツイクサ 35 「ウケモチます」発生 蛮力 ナタク 14 魔人 管属 名前 Lv 備考 魔人 ホワイトライダー 49 魔人 レッドライダー 55 魔人 ブラックライダー 60 魔人 ペイルライダー 69 魔人 カゲボウシ 75 紳士 管属 名前 Lv 備考 紅蓮 ソロネ 41 銀氷 パピルサグ 20 疾風 アークエンジェル 18 疾風 ドミニオン 34 蛮力 メズキ 25 蛮力 マハカーラ 67 技芸 クダン 59 技芸 オベロン 35 技芸 タム・リン 10
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デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 機種:PS2 作曲者:目黒将司 発売元:ATLUS 発売日:2006年3月2日 概要 大正二十年という架空の時代を舞台にしたアクションRPG。 デビルサマナーと銘打ってはいるが、アクション要素が強く、『真・女神転生デビルサマナー』や『デビルサマナー ソウルハッカーズ』とは全くの別作品となっている。 同作の先着購入特典に、超力音源集というサマナーシリーズのアレンジCDが同梱された。 その他に2011年にiTunes版のサントラも発売されている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 補足 順位 バトル-ライドウ- 通常戦闘BGM(*1) 第3回191位第4回167位第5回359位第6回276位第7回740位第8回528位第9回637位第10回912位第11回388位第12回550位第13回516位第14回546位第15回577位第16回469位アトラス11位RPGバトル153位通常戦闘曲174位 テーマ オープニングムービー(*2) 第6回679位第8回948位アトラス25位オープニング24位第2回オープニング150位 超力兵団 タイトル画面 まどろみの探偵社 鳴海探偵事務所 アトラス155位 雨の丑込め返り橋 伽耶誘拐イベント ライドウ危機一髪 強敵 シキミの壁戦等(*3) アトラス213位 レベルアップ レベルアップ時 アトラス213位 金王屋 金王屋 業魔殿 業魔殿 新世界 ミルクホール新世界 ひと時の安らぎ ギャク系イベント 大東京 大マップ ヤタガラスの使者 名も無き神社 生霊送りの術 異界 異界ダンジョン 怪しき影 越えねばならぬ壁 ボス出現時等 宿敵 ボス戦BGM アトラス114位 ゆけ!ライドウ 追跡イベント等 アトラス75位 迫りくる超力兵団 伽耶の秘密 人に取り憑きしもの 悲しみを乗り越えて イベント(悲劇系) アトラス213位 ヒルコ来襲 追いつめろ! 異界ダンジョン② いざ、決戦 最終ボス戦①(*4) アトラス213位 超力戦艦目覚める ヤソマガツ出現 宿命の対決 最終ボス戦② アトラス75位ラストバトル348位 超力超神現る ヤソマガツ最終形態出現 驚愕!最後の戦い 最終ボス戦③ アトラス62位ラストバトル208位 悪しき未来を断つ 決着ムービー 朝日の丑込め返り橋 エンディング エンディングテーマ スタッフロール アトラス213位 収録曲(超力音源集) 曲名 補足 順位 デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団のテーマ サントラCDの『テーマ』と同曲 葛葉探偵事務所 真・女神転生デビルサマナーの同曲アレンジ次回作アバドン王の別件依頼BGM ボスバトル 真・女神転生デビルサマナーの同曲アレンジ次回作アバドン王のルシファー戦BGM 矢来銀座DEポン 真・女神転生デビルサマナーの矢来銀座アーケード街アレンジライドウシリーズでは麻雀BGM デビルサマナー・ソウルハッカーズのテーマ ソウルハッカーズOPのアレンジ次回作アバドン王での大コウリュウによる大マップ移動時BGM バトル-ナオミ- ソウルハッカーズの同曲アレンジ次回作アバドン王の別件依頼ボス戦BGM 超空間Inspired from ALGON ソウルハッカーズ・アルゴン本社のアレンジライドウシリーズではアカラナ回廊BGM アトラス213位 バトル-ライドウ- 前述の通りサントラ未収録 筑土町 筑土町BGM(本作サントラ未収録) 呟き 探偵事務所イベントBGM(本作サントラ未収録) サウンドトラック デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団 音楽全集 ATLUS MUSIC デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団 サウンドトラック iTunes版
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登録日:2012/02/13(月) 23 09 19 更新日:2024/06/16 Sun 06 51 19NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2008年 ATLUS PS2 RPG このタイトルが長い! アトラス アバドン王 ゲーム デビサマ デビルサマナー モダン ライドウ 人修羅 女神転生 帝都物語 探偵 横溝正史 葛葉ライドウ 運 麻雀 魔を使い、魔を討て。 帝都の危機にライドウ再び見参 再び大正二十年、やっぱり帝都。 超力兵団から帝都を守護したデビルサマナー葛葉ライドウ。 しかし、またしても帝都に危機が迫ってしまうのだった。 ライドウは帝都のため、そしてある人々の運命を変えるため、アバドン王に決戦を挑む! ※この項目には、多少のネタバレが含まれていますが、物語の結末は記述してはいないのでご安心ください。 ○概要 ○物語 ○主な新要素 ○戦闘 ○主な登場人物 ○概要 2008年、ATLUSから発売された、デビルサマナーシリーズ第4作目。 単品以外にも、『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE マニアクス クロニクル エディション』と抱き合わせの、『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王 Plus』というセット発売もある。 真3の方は、大人の都合で出演出来なくなったスタイリッシュなダンテさんの活躍を、モダニッシュなライ様にそのまま移し変えた内容となっている。 そのパッケージは、悪魔絵師描き下ろしのデビルサマナー葛葉ライドウ対人修羅という夢の図である。 物語は、横溝正史か江戸川乱歩にでもインスパイアされたのか、閉鎖的な村が1つのモチーフになっている。 おまけにその村の因習は、ちょっとエロチックである。 でも15禁だから何の問題もないぜ! 茜ちゃんちゅちゅ。 概ね、前作よりも好評なシステム・内容だが、「根本的な解決に至らないラスト」「デビルサマナーシリーズに無かった筈の属性設定」「周回プレイにはウザくなるお面の独説」がよく槍玉に挙げられる。 ○物語 「運」に関する事柄が帝都で流行するさ中、仕事もしないで、 のほほんとトーストを食べるニートもとい探偵の鳴海さんと、それを仁王立ちで優しく見守るその部下ライドウ。 そんなまったりとした平和で素敵な無労働ライフを、謎の虫と一人の少女の来訪が無残にも破りさってしまうのだった。 彼女の依頼は、とある男の捜索である。 男の調査をしていくと、辺境の槻賀多村にたどり着くニートとモミアゲ。 そこで待っていたのは、陰湿な村の因習と、それに抗おうとする男の強い意思だった。 日和見者として秩序のために、因習を守るのか、正直者として自由のために因習を破壊するのか、それとも切れ者として中立を選ぶのか。 村の運命は、強い意思による行動が「きっかけ」となり、やがて帝都を巻き込むこととなる。 再び迫る帝都の危機に、ライドウが選択した1つの結末とは。 ○主な新要素 悪魔交渉 強制同行からナンパに変更。 お馴染みの悪魔会話が帰ってきたぞ。 旗色を良くするために仲魔に説得させることもできる。 マルチエンディング 女神転生、お馴染みのルート分岐である。 メガテニストなら全ルート制覇を目指そう! 二体同時召喚 ユーザーの希望から、戦闘中に二体まで同時召喚できるようになった。 ライホー君にツッコミを入れられるが、モダンにやり過ごそう。 錬剣術 前作とは違う形で、業魔殿で刀の強化が可能になった。 刀も3種類に増やされ強攻撃がそれぞれ太刀、槍、斧に変化する。 設定では刀の性格によってマグネタイトの帯び方が変わるということ。 魔人襲来 不運が呼び寄せた、世界の終末を告げる者共。 毎回新月になる度に、遭遇する可能性があるが、魔人は強力なので注意。 しかし、条件を満たせば…恐ろしくも心強い味方となるだろう。 別件依頼 本編とは別の件の依頼。気が向いたら、こっちも攻略しよう! 依頼主は初代キョウジ(狂死)だったり、江戸川乱歩らしき人物だったり、アヌーンっぽい人だったり、 ロボット作った実在の科学者だったり、小学校時代の水木翁らしき人物だったりと小ネタが満載である。 時には悪魔会話の際に鳴海探偵社を紹介することで依頼が発生するという変化球も存在。 あの子…もといアリス関連もここに収録。 『ソウルハッカーズ』の王国屋依頼が拡大した物で、メインシナリオに匹敵する位の内容を誇る。 全100(+4)件。 運喰い虫 本作のキーワードである「運」を喰らう虫。虫かごを入手することで使役できる。 たくさん捕まえると運が上昇し、また戦闘中に使うことで状況を変えることができる。 逆に敵からの不意打ちなどで逃げられると不運状態を併発することも…強いメリットもあるが、デメリットのほうが大きい。 また、業魔殿へ全てのセーブポイントからワープ出来る様になり、合体が快適に。 ○戦闘 戦闘は改善され、前作に比べるとかなり快適になっている。 ライドウさんの戦闘能力の向上を実感できる要素が多い。 ◎MAGスケジューリングバトル 奴隷(仲魔)の消費MAGは全て、ご主人様であるライドウが補う。 敵の弱点を突くと硬直し、その隙に攻撃するとMAGを吸収することができる。 これが「MAGスケジューリングバトル」である。 弱攻撃(○) 「煉獄撃」からなる連続攻撃をお見舞いする。攻撃の基本である。 強攻撃(△) MAGを消費する強力な攻撃。刀の種類によって技が異なる。 太刀タイプ 「磁霊虚空斬」で広範囲を高速で斬りつける。一発ではなく、多段ヒットする。 大量の雑魚に囲まれた時にもこれで一安心。 槍タイプ 「磁霊龍雨突」という連続突き。一発の威力は低いが、手数が多く太刀タイプのよりもDPSが高いので、総合的にかなりのダメージを与えられる。 「磁霊龍牙突」という突進突きも、追加入力絡みで使用できる。 斧タイプ 「磁霊金剛壊」というタメ技。突きからの派生でタメ無しでも出せる。出は遅いが範囲は広く威力は高い。 銃撃(◻︎) コルトライトニングによる発砲。前作と違い弾数は無限になり、連射数と連射力が強化された。 最後の一発にディレイをかけると威力が上がるが、基本的には逃げ回る敵の足止めで活躍する。 属性弾は販売されなくなり、仲魔の力を借りて一定時間撃ち放題になるパターンに変更された。 回避(×) ニュートラルでバク転、方向キーで回転回避。 無敵時間はないがかなり機敏に動けるため前作の足の遅さも解消された。 防御(L1) 防御。刀の種類で見た目だけだが変わる。 万能で最終的にメギドラオンすらこれで軽減できるが、 初遭遇した魔人の猛突進などをモロに受けると…… また、一部の攻撃の追加効果を防げるというのも重要。 召し寄せ(L2) 仲魔を瞬時に側へ移動させる。 保護やスキルの発動をキャンセルさせたい時に有効。 ◎仲魔 通常攻撃の仕様は据え置き、スキル関連は改良された。 通常攻撃スキル 物理では猛突進、魔法ではレーザー系などが追加。 オートスキルを設定でき、戦闘中に連射してくれたりする。 回復スキルに設定すると、ライドウがピンチの時に応じて使ってくれるなど連携感が増した。 変化技 銃や刀に魔法をかけて属性を付与したり、一定時間バリアを展開して行動に専念できるようにする。 特に「○○剣」はライドウさんの火力が飛躍的に上がるうえに、物理耐性を持つ悪魔もなます斬りにしてしまうほど強力。 銃の属性弾もこちらに移動したがあまり実用性は…… 合体技 前作の合体技は廃止され、メニュー画面から選んで発動する。 仲魔から力を貰い大技を放つ。瞬時に発動し、広範囲をカバーしてくれる。 消費MAGも相応に多い。メギドラオンもここ。 ○主な登場人物 ◎葛葉ライドウ 【職業】デビルサマナー 【年齢】10代後半 主人公。デビルサマナー十四代目葛葉ライドウ。 プライベートでは、弓月の君高等学校に通っている(……が出席はしていないと判明)。 やっぱり帽子は取らない。モミアゲでツンツンされたい。 変身するとハードな芸を披露したり、女湯に入ったりと割とやりたい放題ができる。 ◎ゴウト(業斗童子) 【職業】サマナーのお目付け役 【年齢】不明 ニャンコ先生。ライドウの相方。 探偵手帳を管理し、捜査状況を記入するというネコ並外れた芸当を披露する。 ◎鳴海 【職業】鳴海探偵社所長(ニート) 【年齢】30代前半 探偵。実は元腕利きスパイだったり。 国士無双を駆使するイカサマアマチュア雀士でもある。コーヒー好き。 本作では情報整理に付き合ったり、事態を収めるための一環として虫かごを拾い集めるというなかなかの活躍を見せる。 ◎朝倉タヱ 【職業】新聞記者 【年齢】20代前半 またの名を葵鳥さん。行動力がある女記者。 民俗学を勉強していて、その見地から事件を調査する。芸術的に気絶する。 取材協力次第では、入浴シーンが見れる。マニアには堪らない展開である。今作では結構活躍する。 ◎弾 【職業】虫使い 【年齢】25歳(厄年) 茜が捜索を依頼した、行方不明の人物である。一風変わった様相の男。 強くて頭が良くて男前だしよう! 運命を切り開く強固な意思を持つ正直者。 ◎成田茜 【職業】無職 【年齢】19歳(厄年) 悲劇のヒロイン。衆議院議員、成田の娘を自称しており、鳴海探偵社に弾の捜索を依頼する。 夢はパティシエ。 運命に翻弄され他人を思いやる日和見者。 ◎葛葉ゲイリン 【職業】デビルサマナー 【年齢】61歳(厄年) カモンっ。十七代目葛葉ゲイリンの名を襲名した男。 アメリカで、修行のプロセスを実践した歴戦の勇士。 槻賀多村を中心に活動している。 なお、ゲイリンとはライドウと同じく葛葉四天王の一角である。 ◎凪 【職業】デビルサマナー(見習い) 【年齢】不明 葛葉ゲイリンの弟子。ロシア系ハーフの美少女。 師匠共々ゲイリン語を使う。巻き髪ふにふにしたい。かわゆい。 説明書曰くライドウには挑発的な態度、だが全くそんな事はない。 ライドウにはデレにデレるセオリー。 前髪が気になるタイプで割と天然。 ◎金髪の青年 【職業】閣下 【年齢】不明 とうとう現れた、メガテンお馴染みのあの御方。 本作では、モダンなファッションの青年として登場。 いつになく、遠回しな表現が多くてうざったい御方。ある意味諸悪の根源。 仲魔から受け取るギフトはだいたいこの御方がくれてるらしい。ハードにするとうざったい魔人の親玉でもある。 ……自分に正直に生きていると次周で……。 ◎ライホーくん 【職業】悪魔 【年齢】不明 サブイベントにて登場。クリアすれば仲魔に。 別名十五代目葛葉ライホー。メタ発言をするが種族は妖精。 ジャアクフロストも居るでよ。 追記・修正のプロセスを希望するセオリーです。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アバドン王のシナリオすき、なんか評判悪いよね。 -- 名無しさん (2013-12-26 22 35 08) ↑近年稀に見る傑作だと思ったけどなあ。対象年齢は高めだけど。 -- 名無しさん (2013-12-27 00 50 09) いや、ゲーム自体の評価は高いおれも良作だとおもってる、ただシナリオの評価が低い気がするんだよな、俺はめちゃくちゃすきだが。 -- 名無しさん (2014-01-01 02 48 48) 村人の牛食っただけのやつがラスボスだからかな? -- 名無しさん (2014-02-22 17 03 13) 色んなところ回って情報収集すると、「アポリオン襲撃の方がマシ」って言われるぐらいかなりでかい被害が出てるんだけど大抵のプレイヤーはあの爺さんの話しか聞かないんだよね。 -- 名無しさん (2014-02-28 22 43 08) 超力兵団が誘拐事件→海軍の陰謀→古代神の怨恨→平行世界の使命と敵も明確で目的も小気味よくスケールアップしていくのに対し、アバドン王は田舎で蟲使いと一悶着する話が唐突に世界の命運をかけて人類の負の化身みたいな曖昧なものと戦う話まで飛ぶからなあ。ある意味メガテンシリーズらしさ -- 名無しさん (2014-06-18 00 20 04) ↑途中で送った。従来のメガテンらしさはプンプンするんだが、超力の痛快ドラマを期待していたファンと求めるものが違いすぎたのはあるかも -- 名無しさん (2014-06-18 00 22 03) 物語が黙示録にちゃんと沿って動いてるっていうのを最近気付いた -- 名無しさん (2014-07-09 17 48 14) ライドウに惚れた女学生が、最終的にライドウを殺そうと考えてた事が妙に印象に残ってる -- 名無しさん (2022-07-02 15 03 39) 名前 コメント
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